小嶋陽菜はなぜ会社を売った?手にした17億円を何に使う?

元AKB48の小嶋陽菜さんが、自身が代表を務めるアパレル企業「heart relation」の株式を約17億円で売却したニュースは、芸能界とビジネス界に大きな衝撃を与えました。

アイドルから実業家への華麗なる転身を遂げた彼女が、なぜこのタイミングで会社を売却したのか?

そして手にした巨額の資金を今後どう使うのか?

その内容について掘り下げていきたいと思います。

目次

小嶋陽菜はなぜ会社を売った?

パリの街中の歩道でサングラスを頭にかけて一人で立っている小嶋陽菜の姿を撮った写真
出典:Instagram

小嶋陽菜さんが会社(heart relation)を売却した理由は、単なる利益確定ではなく、ブランドを長く続けるための「次の一手」だったそうです。

その思いをheart relationのホームページ上に綴っていました。

長く続かないと言われ続けてきたこの領域で、チャレンジしてみたい!という思いと、大切なブランド、大切なお客様、大切な仲間がいるこの幸せな環境を長く続けていたい

引用元:heart relation

小嶋陽菜さんが会社(heart relation)の売却を決意したのは3つの思いがありました。

1.ブランドの長期的な成長を見据えていた
2.同世代の起業家との共感と信頼
3.ブランドの体験や価値を広げるため

会社を売却した3つの思いとは?

1.ブランドの長期的な成長を見据えていた

「Her lip to」が4周年を迎えた頃から、「長く続けること」を意識し始めたそうです。

一人で責任を背負い続けるより、信頼できるパートナーと一緒に未来を描く方がベストだと判断したと述べています。

2.同世代の起業家との共感と信頼

売却先で資本業務提携をしたyutori社の片石社長とは2018年からの縁があり、価値観や感覚に深い共感があったことが決め手になったそうです。

「再現性なんてないほうがすごくない?」という片石社長の言葉に、心を動かされたとのことです。

3.ブランドの体験や価値を広げるため

「Her lip to」の香り、着心地、空間などの独特な世界観を広げていくには、共に創り上げていける信頼できるパートナーが必要だと感じたそうです。

会社の売却について、「売る」というよりは、「仲間になる」という感覚での選択だったそうです。

世間的には会社を売却して大成功しているとかお金儲けできてうらやましいなどの見方がありますが、会社の売却理由はお金儲けよりも自身で育てたブランドに対する愛情や情熱がとても感じられます。

ここで小嶋陽菜さんの会社の概要をまとめました。

小嶋陽菜さんは、会社を設立する前にアパレルブランド「Her lip to」を2018年にスタートさせています。

その後2020年1月に「株式会社heart relation」を設立しています。

売却前の従業員数は、約130名だったそうです。

事業内容は、ライフスタイルブランドの企画・運営とされており、展開しているブランドは4つです。

<展開しているブランド>
1.Her lip to(ハーリップトゥ):
   ・小嶋陽菜さんの世界観を反映したアパレルブランド。
2.Her lip to BEAUTY
  ・クリーンビューティーをテーマにしたコスメライン。
3.ROSIER by Her lip to:
   ・ ランジェリーブランド。
4.House of Herme
   ・ コンセプトストア。カフェやアイスクリーム店なども展開。

会社設立から売却する前までの小嶋陽菜さんの会社の業績をまとめました。

会社の業績

小嶋陽菜さんの会社(heart relation)は2020年の設立以降、急成長を続けた企業です。

設立初年度に売上20億円を超え、その後も毎年増収を達成しながら2023年には売上29億3100万円、営業利益3億1900万円、当期純利益1億6100万円となりました。

<heart relationの売上の推移>
・2020年(設立):売上約20億円超
・2022年:売上約28億6500万円  純利益約3億7000万円
・2023年:売上約29億3100万円  純利益約1億6100万円

会社設立からわずか3年で売上はかなり順調!
破竹の勢いの急成長した会社だったんですね。

小嶋陽菜さんが設立した会社(heart relation)の売却は、2024年8月5日に発表され、実際の株式譲渡は2024年9月30日に実施されました。

売却先の会社とは?

売却先の会社は、株式会社yutoriです。

株式会社yutoriとは、以下のような会社です。

2018年4月 創業し、その後『9090』、『HTH』、『Younger Song』、『PAMM』など複数のファッションブランドを展開しています。
自社ECサイトのみならず、実店舗も全国で25店舗を展開しています。
2023年12月には、アパレル企業史上最短・最年少で東京証券取引所グロース市場へ上場しています。
引用元:heart relation

heart relationのホームページ上で会社の売却について小嶋陽菜さん自身がコメントを出していました。

ブランドスタートから7年目、会社設立5年目となるこのタイミングで、さらに成長する為のより良い選択肢を増やすことを目的として、同世代の片石くんが7年前に創業した株式会社yutoriと協業することになりました。
引用元:heart relation

会社を売却して、株式会社yutoriの子会社となったheart relationの今後のブランドの方針とは?

ブランドの方針

オンライン×オフラインの融合強化

Her lip toはこれまでSNSやEC中心の販売形態でしたが、今後は実店舗やポップアップの展開をさらに拡大していく予定です。

yutori社のオフライン戦略のノウハウを活かして、ブランド体験を広げていく方針です。

コミュニティ形成

ブランドの世界観を共有できる場所づくりに注力し、カフェやイベントを通じてライフスタイル全体に広がる展開を続けていく方針です。

商品企画とマーケティングの連携強化

両社のノウハウを融合し、より洗練された商品開発とプロモーションを目指す方針です。

また、今後小嶋陽菜さんは、会社にどのように関わっていくのでしょうか?

小嶋陽菜の会社の関わり方

1.代表取締役CCO(Chief Creative Officer)として継続

ブランドのクリエイティブ全般を引き続き担当するようです。

商品企画や世界観の構築に深く関わっていく方針です。

2.「仲間」としてのスタンスを強調

「まだまだ通過点」「これからも切磋琢磨していきたい」と語っており、経営者としてもブランドの顔としても継続的に関与する姿勢を見せています。

3.yutoriとの共創

同世代の起業家との連携を通じて、新しい価値観や挑戦を生み出すことに意欲的です。

次では会社の売却で得た17億円の資金の気になる使い道について、調査したいと思います。

小嶋陽菜は17億円を何に使うのか?

パリの街中で黒のワンピース姿の小嶋陽菜
出典:Instagram

小嶋陽菜が会社売却で得た資金の使い道については、公式に具体的な用途が明かされているわけではありません。

しかし複数の取材や報道によると「次なる挑戦や新たなプロジェクトへの投資」「自身のライフスタイルやキャリアを広げるための資金」として活用することが予想されています。

ブランドの世界観を広げるための体験型施設や新ラインの立ち上げなど、Her lip toの未来を支える資金になると考えられています。

自身の価値観に沿ったライフスタイルをさらに深めるための準備資金としても位置づけられているそうです。

約17億円のうち、税引き後でも10億円以上が手元に残るとされていて、今後の自由な挑戦を支える基盤となっているのは確かなようです。

まとめ

小嶋陽菜さんが自身で立ち上げた会社を売却した理由は、単純な利益確定やお金儲けが目的ではなく、ブランドを長く続けていきたいという思いからでした。

また資本業務提携したyotori社と協業することでブランドのさらなる成長を加速させることを期待したためでもありました。

小嶋陽菜さんが会社を売却して得た資金の使い道などは明らかになってはいませんが、今後の小嶋陽菜さんのブランドの発展や資金をこれからどのように次のプロジェクトに投資していくのか注目されています。

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