日本維新の会の離党、参政党から参議院議員選挙に出馬の表明をきっかけに初めて梅村みずほさんを知った方も多いのではないでしょうか。
梅村みずほさんは、異色の経歴を持つ現職国会議員です。
そんな梅村みずほさんのこれまでの経歴や、政治家への転身に至った理由を詳しくご紹介します。
梅村みずほの経歴まとめ

早速ですが、梅村みずほさんの異色の経歴をまとめていきたいと思います。
・2001年にJTBへ入社し、営業職として勤務
・2003年からフリーアナウンサー・タレント(芸名「桜みずほ」)として関西のテレビ・ラジオで活躍
・2017年から話し方教室を運営し、大学講師も務める
・2019年、日本維新の会から参議院選挙(大阪府選挙区)に出馬し初当選
・2022年、日本維新の会代表選挙に立候補するも落選
・2025年、大阪府選挙区の維新予備選で落選し、同年4月に日本維新の会を離党
・2025年6月、参政党に入党し、参院選比例代表で立候補
ここから梅村みずほさんのプロフィールや来歴などを掘り下げていきたいと思います。
<基本情報>
梅村みずほさんは、1978年9月10日生まれの46歳(2025年7月現在)、愛知県名古屋市出身です。
4人家族で、2児の母。
梅村みずほさんは、父親の転勤により、愛媛県、山口県、滋賀県、富山県に育ち、富山県立呉羽高等学校を卒業し、立命館大学文学部心理学を2001年に卒業。
<一般企業からフリーアナウンサーへの転身>
大学卒業後は、JTBに総合職で入社したが、「本当に自分が求めている仕事ってなんだろう」と疑問を抱き、学生時代に所属していた事務所から、FMアナウンサーのオーディションを受けないかと誘いを受け、アナウンサーに転身。
2003年よりアナウンサー・放送タレントへと転身し、タレント(芸名「桜みずほ」)として関西を中心にラジオ・テレビ・イベント司会などで活躍していました。
<話し方教室の運営>
出産を期にアナウンサーの仕事を離れ、2017年から話し方教室を運営し、京都橘大学非常勤講師や京都府高等学校文化連盟放送専門部講師なども務めておりました。
<政界に転身>
2019年に第25回参議院議員通常選挙の大阪府選挙区で日本維新の会から立候補し得票数1位で初当選を果たされました。
2022年に松井一郎氏の日本維新の会の代表辞任に伴い、自ら代表選に立候補を表明するも、松井氏が代表選では馬場伸幸共同代表を支持する考えを表明したことにより、梅村みずほさんは代表選に敗れました。
<日本維新の会を離党し参政党に入党>
2025年の第27回参議院議員選挙に向けて、日本維新の会で予備選挙が行われ、現職の国会議員でありながら、大阪市議会議員で元タレントの佐々木理恵に敗れ、選考に落選しました。
同年に党のガバナンス不全が理由として、日本維新の会に離党届を提出しました。
また同年にFNNプライムオンラインで梅村みずほが参政党に入党したことが明らかとなりました。
梅村みずほが政治家に転身した理由とは?

梅村みずほさんがフリーアナウンサーの経験を経て、政治家に転身した理由は、「子どもたちの未来を守りたい」「社会の課題を根本から変えたい」という強い思いからです。
アナウンサーや話し方講師として多くの人と接する中で、児童虐待やいじめ、教育現場の課題など、社会のさまざまな問題に直面しました。
母親としての経験も重なり、「現場の声を政治に届けたい」と感じたことが、政治家を目指す原動力となったそうです。
また政治家を目指すきっかけになったエピソードでこのように語っていました。
また、話し方教室を設立し、受講生と向き合ううちにコミュニケーション面でのコンプレックスを青少年期から抱えている方が多いことに気づき、法人化して子供たちに言語コミュニケーションを伝えていこうとしていました。
その時に大学時代の先輩に事業の構想を話してみたところ『それを政治でやってみたら』と助言を受けて衝撃を受けたんです。
引用元:K4 始まりの前に「きっかけ」がある
梅村みずほさんは、「伝えるプロ」としての経験を活かし、現場の声を国政に届けるために政治家へ転身しました。
まとめ
梅村みずほさんは、旅行会社で営業を経験し、フリーアナウンサー、話し方講師など多彩な経験を持ち、母親としての視点を大切にする政治家です。
社会の課題に直面し、「子どもたちの未来を守りたい」という思いから政治の世界へ飛び込みました。
彼女の歩みには、「現場の声を政治に届けたい」という一貫した信念があります。
これからも梅村みずほさんの今後の政治活動に注目が集まります。